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混合介護が今年度中に東京都内で解禁か?
夢のまちケアの垣本です。
千葉市中央区の自宅より、、、
えっ!
まさか、こんな早く混合介護についての議論が進むと思っていませんでした。
日本経済新聞は、11月10日に、政府が「混合介護」を提供できるように規制を緩和することを検討に入ったと報道しています。
東京特別区で今年度中に解禁する可能性が出てきました。
東京都の小池百合子知事も、政府の国家戦略特区の会議に、介護保険と保険適用外のサービスを組み合わせる「混合介護」の規制緩和を国に提案する方針を明らかにしています。
「東京都がいち早くモデルを示す」とやる気を見せています。
具体的にどう変わるかといいますと、
「混合介護」は、今は、保険内と保険外のサービスを「○○が介護保険サービスで△△が保険外サービス」というように、明確に分けて行わなければならないのですが、規制緩和すると、サービス時間内に明確に区別なく保険外サービスができるようになり、「○○と△△を合わせて混合介護サービス」というようにパッケージとしてのサービスとすることができるようになります。
そして、この混合介護のパッケージサービスの料金も自由に決めることができるようにしようと議論されています。
こうすることによって、高齢者やその家族の選択肢が増えて利便性が上がります。
また、経済の競争原理が働いて、色んなアイディアを出して、収益が増える事業者が増える可能性があります。
しかし、悪徳業者が高額なサービスを売りつけるというケースも出てきそうですので、その対策はするべきですね。
私は、この混合介護への規制緩和には賛成です。
この混合介護でそこまで大きく介護が変わると思いませんが、高齢者と介護職員にとって良いことだと思います。
なぜなら、
高齢者は、今の介護保険だと、“やってほしいけどできない”ことがたくさんあって、どこまでのサービスがしてもらえて、どこまでのサービスがしてもらえないか分らない混乱と不満を抱えるケースが多々見られます。
しかし、混合介護の規制緩和すると、基本的に何でもOKということになる(サービスの組み方によるが)ので、混乱を招かなく、不安材料が減ります。
介護職員にしても、今の介護保険だと、“何でこのサービスをやってはいけないだろう”とか“このサービスができたら、高齢者の方が喜ぶんだけどな”と思うことが多々あります。
しかし、混合介護の規制緩和すると、介護職の専門性を生かして、高齢者がどんなサービスを求めているか、介護保険を超えたニーズに合ったサービスを提供できることができ、専門職としてやりがいが出てくると思います。
もともと、介護職は高齢者の方々のお手伝いをしたいという純粋の気持ちで介護を始めましたが、介護保険のジレンマでなかなか自分が思う良い介護ができないことが大きな壁になった方もいたと思います。
それが解消でき、なおかつ、その福祉の思いが売上に貢献でき、給料も上がる可能性があると考えたら、混合介護は非常に推進すべき制度かと思います。
とにかく、規制緩和は東京特別区から始まりそうなので、千葉市の私達はその動向をみて、事業者として戦略を組んだ方がよさそうです。
今後の混合介護の情報収集は欠かせないですね!
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この記事を書いた人
【所属】
株式会社ドットライン 代表取締役兼ドットライングループCEO
一般社団法人 全国介護事業者連盟 千葉県支部 支部長/関東支部 副支部長
一般社団法人 サービス管理責任者協会 理事
社会福祉法人 和心会 理事
【資格】
社会福祉士、介護福祉士、サービス管理責任者、児童発達支援管理責任者、宅地建物取引主任者、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員
【略歴】
千葉市立稲毛高校、日本社会事業大学 社会福祉学部卒。慶應義塾大学法学部(通信課程)学士入学。
パソナグループ 株式会社ベネフィットワン(東証一部上場)にて、法人営業部として勤務後、ボートレーサー(競艇選手)試験に合格し、ボートレーサー養成所(108期養成員)入所。
退所後、起業。日本初のボートレーサー試験予備校を設立し、合格者8割以上のシェア達成。マーケティング事業等を経て、2011年 株式会社ドットライン創業。2014年より医療・介護・福祉・保育事業開始。
【メディア実績】
日本経済新聞、日経BizGate、千葉テレビ、産経新聞、東京新聞、高齢者住宅新聞など多数