介護保険ってそもそも何だ?

垣本です。 今日は、「介護保険、介護保険ってみんな言うけど、そもそも介護保険ってなんだ?」 って人のために介護保険を簡単に説明しようと思います。 分かっているようで説明できないって人は多いと思います。 介護保険制度は、「保険」のしくみを用いた社会保険制度の一つです。 健康保険、雇用保険、生命保険など「保険」はたくさんありますが、基本的なしくみは全て同じです。 同じリスクを抱えた人々がお金(原資)を出し合って、それを組織で管理・運営し、そのリスクが現実になり事故を起こした場合にお金が出る(補償)という共に助け合う「共助」のしくみです。

保険者と被保険者

この「共助」のしくみを管理し、お金(保険料)を集めて、事故を起こした人にお金を払う(給付)組織が「保険者」といわれています。 介護保険制度では、市町村が「保険者」です。民間の生命保険や損害保険であれば民間の保険会社が「保険者」です。 介護保険でいう事故とは、「要介護・要支援状態」です。 この事故のリスクがある人がお金(保険料)を払い、その見返りとして事故が起こったら見返りをもらう(給付を受ける)人が「被保険者」です。 介護保険では、被保険者は40歳以上の方と日本の法律で決まっています。 つまり、簡単にまとめると、介護保険では40歳以上の人たちからお金を集めて、市町村が管理・運営して、40歳以上の要介護・要支援状態になった人に、お金を集めていた今までの見返りとして介護サービスを金銭負担が少なく受けることができるという制度です。 他にも国が運営している保険制度(社会保険制度)は、健康保険、年金保険、労災保険、雇用保険、介護保険の5つがあります。 国でしか運営できないような保険がこの5つの保険で、これ以上の保障を望む人は民間の保険会社に加入します。 保険はみんなの安全と安心を守っているしくみですね。 介護保険の仕組

この記事を書いた人